改製原戸籍とは?相続で古い戸籍まで必要になる理由
改製原戸籍は、戸籍の様式や仕組みが変わり、新しい戸籍へ書き換えられる前の元の戸籍です。実務では「かいせいはらこせき」と呼ぶことが多い書類です。
この用語の分類:過去の身分関係を確認する戸籍
なぜ相続で改製原戸籍が必要なのですか?
戸籍が新しい様式へ作り替えられるとき、古い戸籍にあった内容がすべて同じ形で新しい戸籍へ移るとは限りません。改製前に婚姻などで戸籍から除かれていた子の記録が、新しい戸籍には載らないことがあります。
相続登記で確認したいのは、今の戸籍に載っている人だけではありません。亡くなった方の相続人になり得る人を、古い記録まで含めて確認するために改製原戸籍を使います。
なぜ戸籍は作り替えられたのですか?
法律によって戸籍の様式が変わったときや、紙の戸籍をコンピューター化したときに、新しい様式の戸籍が作られました。書き換え前の戸籍が「改製原戸籍」、書き換え後に現在使われているものが現戸籍です。
必要なのは、現戸籍に引き継がれなかった親族関係や身分事項を確認するためです。いつの改製原戸籍が必要かは、その方の戸籍の経過によって変わります。
除籍とは、何が違いますか?
| 書類 | その戸籍が閉じた主な理由 | 相続で確認すること |
|---|---|---|
| 改製原戸籍 | 制度変更で新しい様式へ書き換えられた | 新しい戸籍へ移らなかった古い記録 |
| 除籍 | 在籍していた人が全員除かれた | その戸籍に在籍していた人と移動の経過 |
役所では、どのように請求しますか?
書類名を一通ずつ指定するより、「亡くなった父の出生から死亡までの戸籍が必要です」と、必要な人と期間を伝えます。取得後は、戸籍の編製日や前の戸籍の記載を見て、記録が途中で切れていないかを確認します。
さいたま市では、改製原戸籍謄本の手数料は一通750円です。窓口・郵送や広域交付にはそれぞれ条件があるため、請求方法もあわせて確認します。
改製原戸籍についてよくある質問
改製原戸籍は「かいせいげんこせき」と読みますか?
「現戸籍」と聞き分けるため、実務では「かいせいはらこせき」と呼ぶことが多い書類です。
今の戸籍に死亡の記載があれば、改製原戸籍はいりませんか?
死亡の事実は確認できても、出生から死亡までの相続人をすべて確認できるとは限りません。前の戸籍までたどる必要があります。
改製原戸籍は何通ありますか?
戸籍の改製や移動の回数によって異なります。枚数ではなく、必要な期間の記録がつながっているかで判断します。