不動産の減価償却シミュレーターの使い方|建物価格と耐用年数
減価償却できるのは土地ではなく、時間の経過で価値が減る建物部分です。
この簡易ツールは、建物価格と築年数から中古資産の見積耐用年数を出し、定額法の年間額を概算します。
シミュレーターへ入力した金額や条件はブラウザ内で計算され、サーバーには送信されません。 サイト共通のアクセス解析は動作しますが、入力値そのものは解析の対象に含まれません。
減価償却シミュレーターでわかること
今日、中古建物を取得して事業に使い始めると仮定し、法定耐用年数と築経過年月から簡便法による見積耐用年数を求め、建物取得価格を割った年間減価償却費の目安を表示します。
RC・SRC、木造、骨格材の肉厚が4mmを超える金属造について、住宅用・事務所用の法定耐用年数を切り替えます。取得時期、事業供用月、建物附属設備、資本的支出、償却率表の厳密な端数処理は扱いません。
こんなときに使います
- 中古の賃貸住宅を取得する前に年間償却費の桁を知りたいとき。
- 相続した建物を賃貸へ転用する案を検討するとき。
- 木造・RCなど構造別の耐用年数差を比較したいとき。
- 賃貸収支と税務上の所得の違いを考える材料が欲しいとき。
使い方の手順
- 1
土地を除いた建物価格を入れる
- 画面
- 「建物の取得価格(万円)」スライダー。
- 操作
- 売買代金のうち、減価償却の対象となる建物部分の取得価格へ合わせます。
土地は減価償却できません。契約書に内訳がない場合の土地・建物按分は、固定資産税評価額など合理的な基準を確認します。
- 2
建物の新築年月を合わせる
- 画面
- 「新築年」と「新築月」のスライダー。
- 操作
- 登記事項証明書などに記載された建築年月へ合わせます。
このツールは現在までの経過年数を使います。過去に取得した建物の申告や相続前から所有する建物は、取得日・事業供用日を含む個別計算が必要です。
- 3
構造と用途を選ぶ
- 画面
- 「構造」と「用途」のボタン。
- 操作
- RC、SRC、木造、鉄骨造と、住宅用・事務所用から該当するものを選びます。
鉄骨造は骨格材の肉厚で法定耐用年数が異なります。本ツールは4mmを超える金属造として概算します。
- 4
見積耐用年数と年間額を読む
- 画面
- 上部の「年間減価償却費」と下部の詳細内訳。
- 操作
- 法定耐用年数、築経過年月、見積耐用年数と年間額を確認します。
- 結果
- 条件を変えると年間減価償却費がリアルタイムで更新されます。
注意していただきたいこと
簡便法を使えない場合があります
使用可能期間を合理的に見積もれる場合、取得後に大規模な資本的支出をした場合などは、簡便法以外の計算が必要になることがあります。
初年度は月数按分が必要です
事業に使い始めた年は、供用した月から年末までの月数で按分するのが通常です。画面の年間額を初年度へそのまま使わないでください。
売却時の取得費にも影響します
減価償却費相当額は、将来売却したときの取得費を減らし、譲渡所得を増やす方向に働きます。毎年の節税額だけで判断しないでください。
公的な確認先
次にすること
賃貸経営の現金収支を確認する場合は、家賃と毎月・毎年の費用を賃貸収益ツールへ入れます。
賃貸収益シミュレーターの使い方を見る