相続登記は自分でできる?かんたん診断で進め方を確認
ご相談
父名義の実家について、相続登記を自分でできないかと考えています。調べることは嫌いではありませんが、戸籍や登記の書類を扱った経験はありません。仕事の合間に進められるのか、最初から司法書士へ任せた方がよいのか、判断の目安を知りたいです。
自分で申請できます。調べる手間と使える時間から考えてみましょう
相続登記は、ご自身で申請できます。初めから法律に詳しい必要はありませんが、説明を読み、書類を集め、内容を確かめる作業は必要です。まず下のかんたん診断で、取り組めそうな作業と相続の状況を確認してみてください。
「調べるのは得意だけれど、書類を集める時間がない」という方もいれば、「時間はあるけれど、細かい確認は任せたい」という方もいます。
自分でやるか、専門家に任せるか、7つの質問でかんたん診断
相続登記を自分で進める?かんたん診断
進捗 1 / 7問
分からない言葉を調べながら進めるのは得意ですか?
今、相続登記の知識があるかではなく、説明を読んで調べる作業に取り組めそうかで答えてください。
質問と結果の目安をまとめて読む
今の気持ちや、分かっている状況で答えてください。「まだ分からない」も選べます。回答に合わせて、進め方とその理由を表示します。
- 分からない言葉を調べながら進めるのは得意ですか?
今、相続登記の知識があるかではなく、説明を読んで調べる作業に取り組めそうかで答えてください。
- はい:分からないことを調べながら進められそうです。
- いいえ:説明を読んで調べる作業が負担になりそうです。
- まだ分からない:調べながら進められるか、まだ判断できていません。
- 書類の氏名・住所・数字を見比べる作業は苦になりませんか?
戸籍や登記事項証明書の記載を読み、申請書に記載する内容を確認する作業を想像してみてください。
- はい:書類を見比べる細かい作業に取り組めそうです。
- いいえ:氏名・住所・数字の細かい確認は負担になりそうです。
- まだ分からない:書類を確認する作業に取り組めるか、まだ判断できていません。
- 書類の請求や家族との連絡に、時間を取れそうですか?
一度で終わるとは限りません。役所への請求、家族とのやり取り、問い合わせや書類の訂正に使う時間も考えてください。
- はい:書類の請求や確認に使う時間を取れそうです。
- いいえ:書類の請求や家族との連絡に使う時間が限られています。
- まだ分からない:手続きに使える時間を、これから確認する必要があります。
- 相続する人や分け方について、家族の間で争いがありますか?
まだ話し合っていない場合は「まだ分からない」を選んでください。意見の対立が続いている場合は「はい」です。
- はい:相続する人や分け方について、家族の間で争いがあります。
- いいえ
- まだ分からない:家族の意向や、話し合いの状況をまだ確認できていません。
- 祖父母の名義のまま、または相続人も亡くなっている状況ですか?
以前の相続登記が済んでいない、親の相続後に相続人も亡くなった、という場合です。登記をまだ確認していなければ「まだ分からない」を選べます。
- はい:以前の相続や、亡くなった相続人の相続も確認する必要があります。
- いいえ
- まだ分からない:現在の名義や、相続人の死亡の有無をまだ確認できていません。
- 誰が不動産を取得する予定か、確認できていますか?
遺言書の内容や家族の話し合いを確認できている場合は「はい」です。相続人が一人で、その方が取得する予定の場合も含みます。
- はい
- いいえ:誰が不動産を取得するか、これから確認する必要があります。
- まだ分からない:遺言書や家族の意向を確認してから、取得する人を考える必要があります。
- ご自身の手間を減らすことを優先したいですか?
自分でできそうでも、忙しいので任せたい、ほかのことに時間を使いたい、という選び方もできます。
- はい:ご自身で作業するより、手間を減らすことを優先したいと考えています。
- いいえ
- まだ分からない:自分で使える時間と、依頼にかかる費用を確認してから決めたいと考えています。
結果の目安と次にすること
家族の間に争いがある方には弁護士への相談を案内します。手間を減らしたい方や、調べる・書類を確認する・時間を取る作業の二つ以上に負担を感じる方には依頼を案内します。不明点や以前の相続に関する事情、負担に感じる作業が一つある方には、先に確認したいことを表示します。
- 自分で進めることを検討できそうです
まず現在の登記と遺言書を確認してください。必要書類は相続の内容によって変わるため、確認した内容に合わせて集めます。
次にすること:- 土地・建物の現在の登記を確認する:課税明細書などで対象を確かめ、登記事項証明書で名義・持分を確認します。
- 遺言書の有無と内容を確認する:確認した内容に応じて、必要な戸籍や書類を調べます。
- 確認したいことを整理してから決めましょう
下に表示した回答をもとに、必要な確認や作業に使う時間を考えてください。以前の相続が関係する場合は、現在の登記と家族関係を司法書士に確認してもらう方法もあります。
次にすること:- 先に確認したい項目を確かめる:名義は登記事項証明書で、家族関係は戸籍で、誰が取得するかは遺言書やご家族の意向から確認します。
- 負担になりそうな作業を確認する:まず手順の記事を読み、それぞれの作業に使う時間を取れそうか考えてください。判断が難しい内容は、司法書士へ相談できます。
- 司法書士への依頼を検討してみましょう
戸籍の収集から申請まで、司法書士へ依頼できます。負担に感じる作業を任せたいことや、まだ分からないことを、依頼時にお伝えください。
次にすること:- 今ある資料をまとめる:課税明細書、登記事項証明書、取得済みの戸籍など、手元にあるものからで構いません。
- 依頼する範囲と費用を確認する:書類収集、協議書の作成、登記申請のどこまで含まれるかと、報酬・実費を確認します。
- 争いについて、先に弁護士へ相談しましょう
家族の間に争いがあるという回答でした。書類を作ることだけでは解決しないため、遺産分割の交渉を依頼したい場合は弁護士へ相談してください。家庭裁判所の遺産分割調停も選択肢です。
次にすること:- 合意できていないことを書き出す:誰が取得するか、取り分、財産の範囲など、争いになっている点を書き出して整理します。
- 弁護士へ相談する:争いの解決や交渉の進め方を相談します。合意した内容などに合わせて、必要な登記を確認します。
申請の可否を確定する診断ではなく、自分で取り組むかを考える目安です。回答はこの画面内で使い、保存・送信しません。
自分で相続登記をするなら、どんな作業が必要ですか?
ご自身で行うのは、申請書を書く作業だけではありません。戸籍などを取り寄せ、相続人や現在の登記を確認し、必要な書類をそろえます。法務局から訂正や追加提出を求められた場合は、その対応も必要です。
- 自分の相続に合った説明を調べる遺言書がある場合とない場合などで、必要な書類は変わります。検索で見つけた説明が、ご自身の場合に当てはまるかも確かめます。
- 書類を集め、記載内容を確認する請求先や必要な書類を調べ、氏名・住所・不動産の表示などを見比べます。古い戸籍や住所の記録を確認する作業が必要になることもあります。
- 申請後の連絡にも対応する書類を提出して終わりではありません。求められた訂正や追加提出を行い、登記が完了したら完了書類を受け取ります。
詳しい順番は「相続登記の手続き・流れ」、集める書類は「相続登記の必要書類」で確認できます。
調べるのが得意でも、先に確認した方がよい場合は?
登記が祖父母の名義のまま、相続人も亡くなっている、遺言書を読んでも取得する人が分からない、といった場合は、家族関係と書類を確認してから進めます。ご自身の場合に必要な登記と、そのためにそろえる書類を確認してください。
こうした事情があっても、それだけで自分ではできないと決まるわけではありません。現在の登記事項証明書や分かっている家族関係をもとに、司法書士へ確認したうえで、自分で続けるか依頼するかを考えられます。
家族の間で争いがあり、遺産分割の交渉を代理してもらいたい場合は、弁護士へ相談してください。
調べるのが得意でも、時間がなければ任せて構いません

小野田 敦士
- 司法書士
- 行政書士
- 宅地建物取引士
説明を読んで確認しながら進めるのが苦にならなければ、ご自身で申請する方法も選べます。仕事やご家族のことで忙しい方は、書類の収集や申請を任せても構いません。
ご相談いただいたときは、現在の登記と家族関係を確認したうえで必要な作業をお伝えします。その作業に使う時間を取れそうか考えていただき、ご自身で続けるか、任せるかを決めていただけます。
すでに書類を集め始めている方は「相続登記を途中から司法書士へ依頼できますか?」をご覧ください。集めた書類を引き継いで依頼する方法を説明しています。
戸籍の収集から、相続登記の申請までお手伝いします
- 現在の登記と相続人を確認する
- 必要な戸籍や住所の書類を集める
- 必要に応じて遺産分割協議書を作成する
- 相続登記の申請と完了後の確認を行う
相談前にすべての書類を集める必要はありません。手元の資料と、ご自身で進めたところまでをお伝えください。
診断で負担に感じた作業や、分からない点も含めてご相談ください。依頼する内容と費用をご案内します。
相続登記を任せる内容と料金を見る相続登記後の実家を売るか、残すかの相談もできます。自分で相続登記をするか迷ったときのQ&A
法律の知識がなくても、自分でできますか?
ご自身で申請できます。初めから法律に詳しい必要はありませんが、自分の相続に合う手続きや必要書類を調べる作業は必要です。戸籍の請求先を調べたり、書類の説明を読んだりする作業に取り組めそうか考えてみてください。
法務局で申請書を作ってもらえますか?
登記手続案内では、一般的な書き方などを説明してもらえます。申請書はご自身で作成します。申請前の書類に誤りや不足がないかを審査するものではありません。書類の作成も任せたい場合は、司法書士への依頼を検討してください。
診断で依頼をすすめられたら、自分ではできないという意味ですか?
自分では申請できないという意味ではありません。申請できるかどうかを判定するものではなく、負担に感じる作業や使える時間をもとに、依頼を検討する目安を示しています。
自分ですれば、費用はかかりませんか?
司法書士報酬はかかりませんが、登録免許税や戸籍などの実費はかかります。詳しくは「相続登記の費用総額」で確認できます。