除附票とは?相続登記で古い住所を確認する場面
除附票は、その戸籍に在籍する人がいなくなり、戸籍の附票も閉じられた後の住所の記録です。正式には戸籍の附票の除票と呼ばれます。
この用語の分類:亡くなった方の住所をつなぐ書類
なぜ相続登記で除附票が必要になるのですか?
相続登記では、登記簿に載っている古い住所から、亡くなったときの住所までが同じ人のものだと確認します。現在の戸籍の附票だけでは古い住所まで戻れないとき、以前の戸籍に付いていた除附票を確認することがあります。
除附票を取ること自体が目的ではありません。必要な古い住所が、その期間の附票に記録されているかを確認するための書類です。
戸籍の附票とは、何が違いますか?
戸籍の附票は、その戸籍が使われている間の住所記録です。戸籍にいた人が全員死亡・婚姻・転籍などで除かれると、戸籍と一緒に附票も閉じられ、除附票になります。
一人の生涯の住所が、現附票から除附票まで一枚につながっているわけではありません。戸籍が分かれれば、附票も別の記録になります。
除附票は、どこへ請求しますか?
その除附票を管理している本籍地の市区町村へ請求します。相続登記で使う場合は、登記簿上の住所を正確に伝え、その住所が載る期間の附票が必要だと説明します。
請求できる方や必要書類、窓口・郵送の扱いは市区町村で確認します。さいたま市では、戸籍の附票の写しと戸籍の除附票の写しを一通300円で交付しています。
古い除附票は、残っていないことがあります
除附票の保存期間は法改正で150年になりました。ただし、保存期間が延びる前にすでに廃棄されていた古い除附票まで復元されたわけではありません。請求しても交付できないことがあります。
古い住所の記録が残っていない場合は、ほかの資料から同じ人だと確認する方法を検討します。何度も同じ書類を請求し続ける必要はありません。
除附票についてよくある質問
除附票は、住民票の除票と同じですか?
違います。住民票の除票は最後の住所地で管理され、除附票はその戸籍の本籍地で管理されます。
除附票には生まれてからの住所が全部載りますか?
載りません。その戸籍の附票が作られてから閉じられるまでの住所記録です。別の戸籍の期間は別の附票を確認します。
除附票が廃棄されていたら相続登記はできませんか?
除附票がないことだけで相続登記ができないとは限りません。住所がつながらない場合の記事で次の確認方法を説明しています。