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相続登記の用語・書類解説

戸籍の附票とは?一生分の住所が載る書類ではありません

ひとことで言うと

戸籍の附票は、一つの戸籍に在籍していた間の住所を、その戸籍と結び付けて記録した書類です。一人の生涯の住所台帳ではありません。

なぜ相続登記で戸籍の附票が必要になるのですか?

相続登記では、登記簿に記載された名義人と、亡くなった方が同じ人だと確認します。登記簿上の住所と死亡時の住所が違うとき、その間の住所をつなぐために戸籍の附票を使います。

必要なのは「附票を一通取ること」ではありません。登記簿上の古い住所から死亡時の住所まで、同じ人の記録としてつながることです。

戸籍が分かれると、附票も別の記録になります

戸籍の附票は、戸籍に付いている住所の記録です。結婚などで別の戸籍へ移れば、新しい戸籍には新しい附票が作られます。戸籍が制度変更で作り替えられた場合も、改製前と改製後の附票に記録が分かれることがあります。

そのため、現在の附票に古い住所がなければ、前の戸籍に付いていた「除附票」や「改製原附票」を確認することがあります。

一枚で生まれてからの住所が全部分かるとは限りません

附票に載るのは、その戸籍に在籍していた期間の住所です。どの期間の住所が必要かを、登記簿から先に確認します。

住民票の除票とは、何が違いますか?

住民票の除票は最後の住所地、戸籍の附票は本籍地で管理されるという違い
住民票の除票と戸籍の附票は、管理する市区町村と確認する住所の範囲が違います。相続登記では両方を比べることもあります。
書類請求先相続登記で主に確認すること
住民票の除票最後の住所地の市区町村死亡時の住所と、その前の住所
戸籍の附票その戸籍の本籍地の市区町村その戸籍に在籍していた間の住所

どこで取得し、書類のどこを見ますか?

戸籍の附票は、本籍地の市区町村へ請求します。本籍が分からないときは、本籍・筆頭者を記載した住民票の除票で確認します。

本籍・筆頭者

どの戸籍に付いている附票かを確認します。

住所

その戸籍に在籍していた間の住所が記録されています。登記簿上の住所があるかを見ます。

住所を定めた年月日

住所が移った時期を確認し、前後の記録が途切れていないかを見ます。

請求書には、相続登記に使うことと、登記簿に記載された古い住所を正確に書きます。「戸籍の附票を一通」とだけ請求するより、確認したい住所を伝える方が目的に合った記録を探しやすくなります。

さいたま市が本籍地の場合

さいたま市の戸籍の附票は、区役所区民課などの窓口や郵送で請求できます。手数料は一通300円です。亡くなった方の附票を相続人が請求するときは、続柄を確認できる戸籍などを求められることがあります。

附票の種類まで自分で決めなくて大丈夫です

現在の附票で足りるのか、除附票や改製原附票まで必要なのかは、登記簿と手元の住所資料を比べてから判断できます。

戸籍の附票についてよくある質問

戸籍の附票には、生まれてから亡くなるまでの住所が全部載りますか?

必ずしも載りません。一つの戸籍に在籍していた間の住所記録なので、戸籍が分かれたり作り替えられたりすると、附票も別の記録になります。

戸籍の附票は、住んでいた住所の役所で取りますか?

住所地ではなく、その戸籍の本籍地の市区町村へ請求します。

現在の附票に登記簿の住所がありません。どうしますか?

以前の戸籍に付いた除附票や改製原附票を確認します。古い記録が残っていないときは「住所がつながらない場合の記事」の方法を検討します。

この記事は、相続登記で亡くなった方の住所のつながりを確認する一般的な場面を前提にしています。請求できる方や残っている住所記録の範囲は、本籍地の市区町村や戸籍の状態によって異なります。

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